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「みなさんもご存じの通り、最近日本や台湾で大人気となった『チイカワ』。 その中で最も議論を呼ぶキャラクター——モモンガ（小桃）は、私が一番好きなキャラクターです。

モモンガのグッズがどんどん増えていくにつれ、多くの人から『それはカルトだよ』と言われたり、 『モモンガ好きは精神科に行くべき』なんて過激な意見を目にしたこともあります。

しかし実際には、すべてには理由があるのです。 今日は、モモンガと私自身の経験から「外見への不安」と「自己中心的な心理パターン」について探ってみたいと思います。

モモンガが嫌われる主な理由は：

1. 自分勝手

2. 他人の体を占有している

ですが、その「自分勝手」というのは、 美味しいものを食べたい、みんなに注目されたい、可愛いって褒められたい――そういうシンプルな願望です。

そして「体を占有している」という点ですが、今モモンガの体の中にいる魂は恐ろしい怪物であり、 元のモモンガの魂は不明な理由で入れ替わってしまったのです。

私はモモンガと大強（その怪物）との複雑な関係について語ることはできません。 ですが、大強は本当は小可愛たち（チイカワたち）が嫌いで、だからこそ美味しいものばかり求めているのかもしれません。 あるいは、自分の外見のせいで怖がられた経験があったのかもしれません。

でも、彼は「自分の友達」と認めた相手には、一切の否定を向けないのです。

この存在は私に、村上春樹の『ノルウェイの森』の一節を思い出させます： 「私が求めているのはわがまま、完全なわがまま。たとえば今私が『イチゴのショートケーキ食べたい』と言って、 あなたがすべてを放り出して買いに行き、汗をかきながら戻ってきて『ほら、ミドリ、ケーキだよ』と差し出す。 でも私は『もういらない』と言って窓から投げ捨てる。私が求めているのはそういうこと。」

――モモンガも、ただ「完全なわがまま」を通すことで、自分が愛されていることを確かめたいのです。

私自身も、かつて外見に強い劣等感を抱き、何度も鏡の前で泣いたことがありました。 化粧中に「ここが綺麗じゃない」と思い込み、手が震えて息が詰まったり、 化粧しては落とし、また化粧しては落とす――そんな無限ループを繰り返した日々もありました。

『可愛い』とか『綺麗』だけで十分で、内面なんてどうでもいい、そう思っていたこともあります。

でも今の私は、素顔の自分も嫌いではありません。 過去の私の執着も「無駄な不安」ではなく、その子なりの必死の生き方だったのだと感じます。 会えなくなった過去の私に、こう言ってあげたいのです： 「ゆっくりでいいよ。化粧しててもしてなくても、本当に本当に綺麗だよ。私は理由なんかなくてもあなたを愛している。」

だからこそ、モモンガを知ったとき、私はただ「この子に欲しいものを全部あげたい」と思いました。 外見ではなく、モモンガが私の中の自卑を思い出させてくれるから。 モモンガでも、大強でも、赤ちゃんのように――無条件で愛されるべき存在だから。」